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11/10【久米川教室】強気に構えよう

中学3年生の今週の授業は、演習やノート作りなど、仕上げの段階に入りました。
来週のテストに向けたスケジュールも共有し、週末は実技科目を中心に全力で勉強してくれることでしょう。

少し先のお話をします。
テストが終わって11月末〜12月にかけて、中学校では最後の三者面談が行われます。

そこで、「仮内申」というほぼ確定した成績が告知され、その場でもって私立の単願校や併願校も決めなければいけません。
私立高校は内申点さえ基準を満たせば、余程の挑戦校を一般受験しない限りは落ちることがありません。
私立受験の生徒さんは穏やかな雰囲気で面談を終えることでしょう。

構えなければいけないのは、都立高校の受験校に関する話をする際です。

毎年受験指導をしていて感じることなのですが、
中学校側は「安全策」を進める傾向が強いです。
もっと言えば「少しでも挑戦を伴う受験は全力で否定してくる」先生が多いです。


そもそも、12月時点で受験校を決める必要はないことをご理解ください。
願書を提出するのは2月上旬であって、年内に確定させなければいけない訳ではありません。

塾としてお願いしたいのは、先生方が仮に否定的意見をぶつけてきたとしても、強気に構えて欲しいということです。

ネガティブな説得がなされる場合、以下の2点が根拠として挙げられます。

①内申点が足りていない
②模擬試験や学校で受けた実力テストの結果が芳しくない


①の場合、これは残念ながら強気に構えることは厳しくなります。
理由は、一度決まった内申点はこれから取り返すことが不可能で、当日点だけで挽回するというのは無謀極まりないからです。
ただし、この辺りは保護者の方もよく理解されていて、そもそも内申基準で志望校を選定していることが多いので、これが根拠として述べられるケースは少ないです。

圧倒的に根拠として言われるのが②です。
「内申は基準を満たしていますが、当日の試験結果がこのままだと厳しいです。もっと安全な高校を検討された方が良いと思います。」
みたいな調子で、模擬試験結果は重要、という雰囲気を醸し出してくるようです。


しかし、定期テスト対策と並行して受けた模擬試験結果は、「目安中の目安」であって、2月時点の実力とは程遠いと考えます。

今回の定期テストを以て、ようやく学校の勉強から解放され、全力で受験勉強にシフトできるわけです。
模擬試験結果は、ご本人の頑張り次第で、ここからいくらでも上げることが可能です。

受験校は、1月中に確定でも決して遅くはありません。

それまでに12月の模擬試験、1月の模擬試験、そしてTOMANで行う教室合同演習会が最低2回はあります。
これら4回の結果を最も参考にすべき数値として、今は希望的観測で構えていただきたいのです。

12月で安全策を意識してしまうと、そのまま意識も実力も下がってしまうことはよくある話。
気づけば2月時点で「安全策だったはずなのに、このままではギリギリだ・・・」と焦ることになります。

1月には否が応でも現実と向き合うことになります。
今は強気に構えて、あくまで前向きに勉強に向き合っていきましょうね。

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