カテゴリ
月別 アーカイブ
- 2024年12月 (42)
- 2024年11月 (65)
- 2024年10月 (67)
- 2024年9月 (65)
- 2024年8月 (62)
- 2024年7月 (66)
- 2024年6月 (67)
- 2024年5月 (65)
- 2024年4月 (63)
- 2024年3月 (64)
- 2024年2月 (56)
- 2024年1月 (52)
- 2023年12月 (54)
- 2023年11月 (55)
- 2023年10月 (53)
- 2023年9月 (54)
- 2023年8月 (54)
- 2023年7月 (57)
- 2023年6月 (62)
- 2023年5月 (76)
- 2023年4月 (89)
- 2023年3月 (85)
- 2023年2月 (69)
- 2023年1月 (69)
- 2022年12月 (70)
- 2022年11月 (65)
- 2022年10月 (51)
- 2022年9月 (44)
- 2022年8月 (20)
- 2022年7月 (35)
- 2022年6月 (37)
- 2022年5月 (37)
- 2022年4月 (50)
- 2022年3月 (42)
- 2022年2月 (51)
- 2022年1月 (37)
- 2021年12月 (42)
- 2021年11月 (41)
- 2021年10月 (37)
- 2021年9月 (20)
- 2021年8月 (25)
- 2021年7月 (28)
- 2021年6月 (20)
- 2021年5月 (27)
- 2021年4月 (83)
- 2021年3月 (59)
- 2021年2月 (15)
- 2021年1月 (36)
- 2020年12月 (44)
- 2020年11月 (46)
- 2020年10月 (47)
- 2020年9月 (39)
- 2020年8月 (47)
- 2020年7月 (73)
- 2020年6月 (77)
- 2020年5月 (26)
- 2020年4月 (53)
- 2020年3月 (84)
- 2020年2月 (35)
- 2020年1月 (29)
- 2019年12月 (36)
- 2019年11月 (34)
- 2019年10月 (35)
- 2019年9月 (29)
- 2019年8月 (26)
- 2019年7月 (46)
- 2019年6月 (68)
- 2019年5月 (86)
- 2019年4月 (111)
- 2019年3月 (144)
- 2019年2月 (88)
- 2019年1月 (90)
- 2018年12月 (102)
- 2018年11月 (52)
- 2018年10月 (64)
- 2018年9月 (70)
- 2018年8月 (96)
- 2018年7月 (80)
- 2018年6月 (49)
- 2018年5月 (50)
- 2018年4月 (48)
- 2018年3月 (53)
- 2018年2月 (36)
- 2018年1月 (48)
- 2017年12月 (36)
- 2017年11月 (48)
- 2017年10月 (55)
- 2017年9月 (58)
- 2017年8月 (65)
- 2017年7月 (88)
- 2017年6月 (97)
- 2017年5月 (107)
- 2017年4月 (109)
- 2017年3月 (117)
- 2017年2月 (104)
- 2017年1月 (95)
- 2016年12月 (69)
- 2016年11月 (4)
- 2016年10月 (5)
最近のエントリー
HOME > 教室長ブログ > 大泉南教室 > 【国語を愛する中村のコラム】(大泉南教室)
大泉南教室
< 3年生の週例テスト、4連発 | 一覧へ戻る | 中学校での勉強 @上石神井教室 >
【国語を愛する中村のコラム】(大泉南教室)
先日、ファミレスで小学校低学年くらいの女の子とそのお母様が、このような会話をしておりました。
子「これ、ヤバくない?」
母「ヤバいヤバい!匂いもヤバい!」
…料理に虫でも入っていたのでしょうか。
そして、強烈な悪臭でも放っていたのでしょうか。
いえいえ、わかってますよ。
とても良い香りで美味しかったって言いたかったのでしょう。
ただ、こんなに表現力に乏しい環境で育っているお子さんが少し可哀そうに思えました。そして、もし数年後にこの子を指導することになったら恐怖だなと思いました。
さてさて、保護者様から、「うちの子は読解力がないんです」と質問されることがよくあります。
そんなとき、よくお家の方には失礼を承知で「読解力なんて今の段階ではなくて当然ですよ」と伝えます。
そもそも読解力とは、読んで字の如く「読み解く力」です。
そして、「読み解く」ためには、
「その土台になるもの」が固まっていなければならないのです。
たとえば、「著しい」という言葉が本文中にあったとします。その子が「著しい」の意味を知らなければ、ここでゲームセットです。
「近年では工業の発展が著しく~」という文章があったとして、
それが【プラスかマイナスかわからない】のですから、【読み解く】なんて夢のまた夢です。
よって、国語の土台は、まず【ボキャブラリー】にあります。いや、すべての教科書は日本語で書かれているのですから、国語だけでなく、【すべての教科の土台】はボキャブラリーにあると言っても過言ではありません。
「ウザイ」「ビミョー」「ヤバイ」だけで日常会話を片付けている子は、言葉遣いから意識しましょう!
また、気候についてをテーマにした文章で「カンダンの差が激しい」とあったとします。
その際、既に「寒暖」という言葉を知っていれば問題無しです。ボキャブラリーのおかげで読解の時間短縮♪
ただし、全ての言葉を覚えることなどは不可能です。しかし、もしその言葉を知らないときでも、「気候がテーマでカンとダンだろ。なら、どの漢字かな。あっ、カンは寒いでダンは暖かいだ!」と考えられれば、【字を類推する力】のおかげで、時間はかかったものの、致命傷にはなりません。
同様に【字から類推する力】も重要でしょう。
たとえば、「利益」という言葉を知っている子に「無益」という言葉を見せ、「どんな意味だと思う?」と聞いてみたとします。
ここで「利益が無い」ことを想像できれば及第点です。
「あれ、何で合格点じゃなくて及第点なの?」と思った人もいますよね。
では、直前の文章をもう一度読んでみて下さい。あくまで「想像できれば」及第点だと言ってますよね。
どうすれば合格点に達するのか、それは、
その想像した内容を【言い換えて伝える力】まで到達していれ合格点なのです。
「無益ってどういう意味?」と聞いて「利益がないこと」を想像できる子はそこそこいますが、言葉にして伝えられる(利益がないというイメージを言語化できる)子はごく少数に限られます。
その際に「利益」や「無い」という言葉を使用しないで(別の表現に言い換えて)、相手に伝えられたのなら、その子は既に立派な言語感覚を持っています。
上記の【ボキャブラリー】【字を類推する力】【字から類推する力】【言い換えて伝える力】が備わったら、
ようやく読解のスタートラインに立てます
そこに【論理的思考力】が加わって、初めて国語としての「読解」となります。
つまり、失礼を承知で言えば、「読解力がない」と言われている子のほとんどは、「読解以前の問題」であることが多いのです。
数学で計算がわかっていないのに、文章題をやってもできる訳がないのと同様です。言葉も知らずに入試問題を「読み解く」なんて、できる訳がありません。
~じゃあ、どうすりゃいいのよ!~
私は嘘を付つくのが苦手なので、包み隠さずズバッといいます。まず…
・「読解力」そのものは今から大幅には伸びません!※国語ができる子は、「国語を勉強だと思っていない」ケースが多いです。
・そもそも国語は「学習(授業や問題演習という意味)で伸びるもの」ではありません。
ただし、「国語の得点力」はテクニックと誘導である程度は伸びます。
そのために、私が指導していることは何か。
それは授業でお子様に実施いたしますよ!←でた、出し惜しみ(笑)
もしご家庭でやれることはないかと聞かれれば、「この問題集をやって下さい」なんてことは絶対に言いません。
やって欲しいことは以下の三点です。
①日常会話の時点で言葉遣いを意識する。←最も大切です!
②日常で多くの活字に触れる。そして、ボキャブラリーを増やす。←これも意識すれば実行できます!
③日頃から人の話をしっかり聞く。←国語が苦手なお子様は、人の話を聞かない傾向にあります!
これに加え、読書を取り入れられれば、もうそれで十分です。※その際、難しくないもので構わないので、国語の能力を上げたいのであれば、物語よりもエッセイやコラムを読むことをお勧めします。
学力を気にするなら、まずは態度と姿勢から。準備運動をしないと怪我をするのと一緒です。まずは上記のような「日頃から意識できること」を実行していきましょうね!
子「これ、ヤバくない?」
母「ヤバいヤバい!匂いもヤバい!」
…料理に虫でも入っていたのでしょうか。
そして、強烈な悪臭でも放っていたのでしょうか。
いえいえ、わかってますよ。
とても良い香りで美味しかったって言いたかったのでしょう。
ただ、こんなに表現力に乏しい環境で育っているお子さんが少し可哀そうに思えました。そして、もし数年後にこの子を指導することになったら恐怖だなと思いました。
さてさて、保護者様から、「うちの子は読解力がないんです」と質問されることがよくあります。
そんなとき、よくお家の方には失礼を承知で「読解力なんて今の段階ではなくて当然ですよ」と伝えます。
そもそも読解力とは、読んで字の如く「読み解く力」です。
そして、「読み解く」ためには、
「その土台になるもの」が固まっていなければならないのです。
たとえば、「著しい」という言葉が本文中にあったとします。その子が「著しい」の意味を知らなければ、ここでゲームセットです。
「近年では工業の発展が著しく~」という文章があったとして、
それが【プラスかマイナスかわからない】のですから、【読み解く】なんて夢のまた夢です。
よって、国語の土台は、まず【ボキャブラリー】にあります。いや、すべての教科書は日本語で書かれているのですから、国語だけでなく、【すべての教科の土台】はボキャブラリーにあると言っても過言ではありません。
「ウザイ」「ビミョー」「ヤバイ」だけで日常会話を片付けている子は、言葉遣いから意識しましょう!
また、気候についてをテーマにした文章で「カンダンの差が激しい」とあったとします。
その際、既に「寒暖」という言葉を知っていれば問題無しです。ボキャブラリーのおかげで読解の時間短縮♪
ただし、全ての言葉を覚えることなどは不可能です。しかし、もしその言葉を知らないときでも、「気候がテーマでカンとダンだろ。なら、どの漢字かな。あっ、カンは寒いでダンは暖かいだ!」と考えられれば、【字を類推する力】のおかげで、時間はかかったものの、致命傷にはなりません。
同様に【字から類推する力】も重要でしょう。
たとえば、「利益」という言葉を知っている子に「無益」という言葉を見せ、「どんな意味だと思う?」と聞いてみたとします。
ここで「利益が無い」ことを想像できれば及第点です。
「あれ、何で合格点じゃなくて及第点なの?」と思った人もいますよね。
では、直前の文章をもう一度読んでみて下さい。あくまで「想像できれば」及第点だと言ってますよね。
どうすれば合格点に達するのか、それは、
その想像した内容を【言い換えて伝える力】まで到達していれ合格点なのです。
「無益ってどういう意味?」と聞いて「利益がないこと」を想像できる子はそこそこいますが、言葉にして伝えられる(利益がないというイメージを言語化できる)子はごく少数に限られます。
その際に「利益」や「無い」という言葉を使用しないで(別の表現に言い換えて)、相手に伝えられたのなら、その子は既に立派な言語感覚を持っています。
上記の【ボキャブラリー】【字を類推する力】【字から類推する力】【言い換えて伝える力】が備わったら、
ようやく読解のスタートラインに立てます
そこに【論理的思考力】が加わって、初めて国語としての「読解」となります。
つまり、失礼を承知で言えば、「読解力がない」と言われている子のほとんどは、「読解以前の問題」であることが多いのです。
数学で計算がわかっていないのに、文章題をやってもできる訳がないのと同様です。言葉も知らずに入試問題を「読み解く」なんて、できる訳がありません。
~じゃあ、どうすりゃいいのよ!~
私は嘘を付つくのが苦手なので、包み隠さずズバッといいます。まず…
・「読解力」そのものは今から大幅には伸びません!※国語ができる子は、「国語を勉強だと思っていない」ケースが多いです。
・そもそも国語は「学習(授業や問題演習という意味)で伸びるもの」ではありません。
ただし、「国語の得点力」はテクニックと誘導である程度は伸びます。
そのために、私が指導していることは何か。
それは授業でお子様に実施いたしますよ!←でた、出し惜しみ(笑)
もしご家庭でやれることはないかと聞かれれば、「この問題集をやって下さい」なんてことは絶対に言いません。
やって欲しいことは以下の三点です。
①日常会話の時点で言葉遣いを意識する。←最も大切です!
②日常で多くの活字に触れる。そして、ボキャブラリーを増やす。←これも意識すれば実行できます!
③日頃から人の話をしっかり聞く。←国語が苦手なお子様は、人の話を聞かない傾向にあります!
これに加え、読書を取り入れられれば、もうそれで十分です。※その際、難しくないもので構わないので、国語の能力を上げたいのであれば、物語よりもエッセイやコラムを読むことをお勧めします。
学力を気にするなら、まずは態度と姿勢から。準備運動をしないと怪我をするのと一緒です。まずは上記のような「日頃から意識できること」を実行していきましょうね!
カテゴリ:
(TOMAN)
< 3年生の週例テスト、4連発 | 一覧へ戻る | 中学校での勉強 @上石神井教室 >