中３国語の入試演習にて、
「○○をしていく上で大切なこと」というテーマで自分の意見を述べよ。
という作文の問題がありました。

この作文についての生徒さんたちの書き出しを見て、私は少々目を疑いました。
「私は筆者の意見に賛成です。その理由は…」
といった書き出しから始めてしまう生徒さんが多かったんです。
 
「○○をしていく上で大切なこと」について聞かれているので、
書き出しの多くは、「○○をしていく上で大切なことは…だと私は考える。」や、
○○をしていく上で大切なことについての具体例から始めて、最後に自分の結論を持ってくるというスタイルで書き始めるものだと思っていたのですが、

まさかの「私は筆者の意見に賛成です。その理由は…」でした。。。
 
問題文をよく見てください。筆者の意見に賛成か反対かどうかなんて、聞かれていません。
 
確かに、筆者の意見に賛成か反対かを言い、その理由を述べる作文もありますが、問題文を見ればそれを問われているかどうかは明らかです。

思うに、とりあえず筆者の意見に賛成か反対かを述べることから始めれば良い、と安易に考えているのでしょう。

大切なのは、聞かれていることにしっかり答えることです。
 
これからの作文は、筆者の意見に賛成か反対から書き始めるのは禁止にしました。（例外はありますが。）

思考停止せず、考えて作文を書いていきましょうね。


…そういえば、中１、２年生の授業でも、聞かれたことに答えていない生徒さんがいるなぁ。
今から鍛えていかねば…！！！
 
杉本
 

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