教室長ブログ

11/24【富士見ヶ丘教室】苦労をさせないと

 ことわざに「かわいい子には旅をさせよ」というものがあります。
 
  子どもがかわいければ、甘やかさず
世間に出して、さまざまな経験をさせることが大切だというたとえ。

 という意味。子供の頃の苦労は大人になってから経験となって生きる、甘やかしていいことはない というものです。とかく現在は、あらゆることを許す時代ですし、きついことや大変なことをやることはやらない時流なのだと思います。

 果たしてそれはいいことなのでしょうか?私は一概にいいことだとは思っています。楽は堕落を生むと思っているからです。

 現在ワールドカップが行われているカタールは、非常にお金持ちの国。今回のワールドカップ開催も莫大な資金が影響したとも言われています。そのカタールは、税金などかからないまさに楽園の国。移住者も多いです。しかし一方で若者が働かないなどといった社会問題が顕在しているそうです。

 「きついことはしない、出来ることをする時代。」
 
 現在の風潮に私は非常に危機感を持っています。この時流が変わる時がいずれ来ると思っています。

 私は子供たちに、時流が変わった時に対応できるように、今いろいろ経験を積ませたいと思っています。
勉強においても、日常生活においても、自分にとって不自由な状況に敢えて身を置いてみる。そこから抜け出すために「考える」。こうした一連の行動を通じて、各自に知恵を身に付けてほしいと思っています。

 
知恵は財産です。お金では買えません、経験でしか。それは決して奪われることはありません。

 知の財産をお子さんに与え、さらに可能性を引き出すことが私の仕事です。可能性は、ちょっとした困難に立ち向かい、乗り越えて開けるものだと思っています。これからもこの将来の原石を磨く仕事を頑張って参ります。

 3年生の卒業まで残り3カ月を切りました。今できることを最大限にやって、後悔なく送り出したいと思います。




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