教室長ブログ
12/3【西荻窪】不安に駆られないで
中学3年生の仮内申が続々判明してきました。
受験もここから大詰めになっていくわけですが、なんだか浮かない表情の生徒さんがチラホラ。
きっと「不安」な気持ちが大きくなっているのでしょう。
「このままで本当に大丈夫だろうか?」
「もし失敗したらどうしよう?」
そんな思いが頭を離れず、気づけば勉強時間を削ってまで不安にとらわれてしまうことがあります。
しかし、ここで声を大にして言いたいのは 「その時間、実は無駄です」 ということです。
不安という感情そのものには意味があります。
脳が「危機感」を感じているからこそ、努力を促すエネルギーになる場合もあるからです。
ですが、それが過剰になると、ただの「足かせ」にしかなりません。
冷静に考えてみてください。不安で心を乱すことによって何か良い結果が生まれるでしょうか?
答えは「NO」です。
不安を抱えることそのものに費やした時間やエネルギーは、残念ながら勉強の成果にも、合格への道筋にも直接つながりません。
では、不安を感じたときにどうすれば良いのでしょうか?次の3つのアクションを試してみてください。
①具体的な行動に切り替える
不安は漠然としているからこそ強まります。
・「何が不安なのか?」を紙に書き出す。
・「今、何をすれば解決できるか?」を考える。
例えば「英単語が覚えられない」という不安なら、追加で30分単語帳を見直す。
それだけでも、一歩前に進む感覚が得られます。
②短期的な目標を設定する
大きな目標ばかりに目を向けていると、プレッシャーが増すばかりです。
「次の1時間で数学の問題を5問解く」といった小さな目標を設定し、それをクリアすることで達成感を積み上げましょう。
不安は、行動を積み重ねることで薄れていきます。
③不安をリセットする時間を作る
どうしても不安に押しつぶされそうなときは、一旦頭を休めることも大切です。
・軽い運動をする
・好きな音楽を聴く
・深呼吸をする
これらのリセット方法で心を落ち着けると、不安が軽減されて冷静になれます。
受験期は誰にとっても大変な時期ですが、その中で最も貴重なのは 「時間」 です。
不安を抱えて足踏みするよりも、その一瞬一瞬を「行動」に変えていく意識が、未来の自分を助けます。
不安は無駄ではないかもしれませんが、不安を抱え続ける時間は間違いなく無駄です。
ぜひ今日から、不安な気持ちを行動に切り替える癖をつけていきましょう!