教室長ブログ
1/24【上石神井教室】言われたことができない
ここ数日間、
数名の3年生に注意をしました。
都立入試を前にして、子供たちも
精神的に少し不安定な状態になってくるので、
あまり口うるさく言いたくないのですが、
普段の生活や勉強において、
ディテールにまで気を配らないと、
成績は上がらないし、「運」は掴めないと思います。
最近叱った理由は
・授業で使うプリントを忘れる
・自習中うるさくて周囲の人に迷惑をかける
・宿題をやってこない(途中までしかできていない)
・問題を解く際の注意事項が守れていない・・・などなど
これまで彼らに
何度も指摘したり、
何度も叱ってきたことですね。
何度言っても、
言われたことができない。
保護者様が、
お子様に何度同じ注意をしても、
言われたことができないので、
つい腹を立ててお子様を怒ってしまう。
(自分の苛立ちをぶつけてしまうというのが適切かも…)
反対に、
お子様に何度言っても実行しない。改善できない。
「もうダメだ。この子には言っても意味がない…」
と諦めモードになってしまう。
そんな経験はございませんか?
「そんなことはしょっちゅうあります・・・」
なんて保護者様もいらっしゃるかと思います。
そのようなお子様にはどうすればいいのか。
それは
具体的に指示を出して、
それをすぐに実行させることです。
例えば、忘れ物をする生徒に、
「カバンの中を確認してから来い!」
と声をかけてもあまり意味がありません。
授業中注意しても、
彼らは家に帰るとすぐにそのことを忘れるので・・・
また、TOMANでは、
「持ち物のメモ」を必ず書かせるのですが、
実はこれもあまり意味がありません。
彼らは書いたそのメモをTOMANに来る前に見ないので・・・
忘れ物をしないために、
具体的にどうすればいいのか。
私は
「忘れ物をしない!出かける前はカバンの持ち物を確認する!」
「TOMANに行く前に宿題や持ち物のメモを確認!」
という紙を家中に張れと生徒に言います。
その際、よく忘れてしまう物、
TOMANのプリント、ファイルケース、筆記用具などを
具体的に書くべきですね。
(イメージ画像)
1か所だけだとダメです。
自分の部屋、冷蔵庫、玄関の扉、トイレ・・・
何か所も張ることです。
家にいる限り、
お子様は常にそれらを目にするようになるので、
少しずつ忘れないように持ち物を確認しないと…という意識になり、
そのうち習慣として身についてきます。
大人からすると正直、
家中にそんな張り紙するの嫌ですよね。
(私は絶対嫌です・・・苦笑)
でも、これぐらいしないと彼らの行動は改善できません。
あと、よく手にペンで、
持ち物や宿題を書いているお子様がいますよね。
あれはあれで多少役に立っていると思いますが、
お風呂に入ったら消えるので、
結局、学校や塾に行く前には忘れているのではないでしょうか。
ぜひ「家中張り紙作戦」をオススメします。
ちなみに、
毎回忘れ物をしてしまうお子様は、
自宅にこの張り紙をしていないと思います。
言われたことをしないので…
だから、
すぐに行動に出ること(実行させること)ですね。
早速今日、
お子様が普段実践できていないことを
保護者様の目の前で、
宣言させて、それを紙に書かせて、
そして家中に張ってください。
おそらく半年もかからずに
それらを改善できると思いますよ。
(もちろん保護者様のお声掛けも必要です)
小学生ぐらいで
これらの習慣が身に付いていれば良かったのですが、
親や先生に怒られても、
別に気にしなくていいや・・・
という環境で過ごしてきたのかもしれません。
環境が変われば、意識・行動は変わります。
ご家庭内での環境を変えられるのは、
ご家族しかいません。
お子様の環境を変えるためにはどうすればいいのか。
どうか一緒になって常に考えてあげてください。
本人だけに任せるのはよくありません。
本人の成長を待っているだけでは、
受験には間に合いません。
宿題をしないからと言って、
ただ子供を怒るのではなくて、
どうすれば、この子が宿題をやるようになるのか。
または、勉強するような環境を与えられるのか。
保護者様はお子様に対して諦めたりせずに、
どうか考え続けてください。
微力ではございますが、私もお力になります。
お子様のために一緒に悩ませてください!!
前岡