教室長ブログ
2/20【西荻窪】集大成
今年の受験生は、前塾長・馬渕から「アイツら、受験なんてできるのかな」と言われたほど不安な学年でした。
部活やクラブチームで忙しいために、正規の授業に出られない生徒が多く、イレギュラーな対応が求められることもしばしば。
それでいて時間にルーズ。授業開始5分後に塾に来る生徒がほとんどで、無断で塾を休む生徒もチラホラ。
授業中も説明をろくに聞かず、自己解釈で問題に向かい、何度も同じ間違いを繰り返す始末。
配布したプリントをなくすことなんて日常茶飯事。
「問題文をよく読んでください」「僕の話を聞いてください」「板書をちゃんと記録してください」
これらの言葉を何度伝えたことか。それでもなかなか改善しませんでした。
西荻窪教室といえば、黙々と目の前の課題に取り組み、圧倒的な勉強量を確保する、そんな学習スタイルが定着していたはずなのに、この学年は落ち着きが全くない・・・。
このままではまずい、といういうことで学年が変わった3月、全家庭を対象に保護者面談を組みました。決して良いとはいえないお子さんの状況を共有し、ここから頑張りましょうとリスタートを切ったのが昨日のことのようです。
覚悟をして臨んだ1年でしたが、蓋を開けてみれば大変さよりも楽しさが勝っていたように思います。
なかなかエンジンのかからなかった子たちが気持ちを切り替えたとき、その跳ね返りとも言えるエネルギーは半端じゃありませんでした。
「黙々と」という雰囲気とは程遠かったものの、こちらの説明に対するリアクションがとてもよく、質問の質が日に日に高まっていくのを感じる瞬間は、何とも言えない心地よさがありました。
「妥協禁止」を合言葉に、無我夢中で突き進んだ1年間。
その集大成が、ついに明日。
もちろん全員合格してほしい。けれど、結果がどうであれ、妥協せずにやり切ったのだから、胸を張ってほしい。
高校受験という、人生の中でも5本の指に入るであろう大きなイベントに携われたこと、心から幸せに思います。
明日、後悔のない1日になることを願っています。
月並みだけど、みんな頑張ってくれ!!