教室長ブログ

3年国語(久米川教室)

夏期講習も後期が開始されて4日目です。
中学3年生。都立受験では200字作文が必ず出題されるので、その対策中の出来事です。

吉澤「あれ?Mさん。作文全く書いてないじゃん。まずは自分なりに書かなきゃ。」
Mさん「え。だって書き方がわからないし。何を書いていいかわからないです。」

作文指導だけでなく、記述問題の対策時、はたまた演習のノートまとめ指導の時でもよくあるやり取りです。

生徒さんからすれば「書き方・書く内容がわからない」のは当然の理由なのかも知れませんが、、、
ただ単に書くこと自体が億劫だったり、恥ずかしかったりと、書こうとする意思自体がそもそも弱いように思えます。
また経験不足も大きいのでしょうね。日頃から「書く」習慣があまりにも足りない。
富士見ケ丘の松本ではないですが、日記でも書かせようかと思ってしまうくらいです。

作文の書き方。それは人それぞれで異なります。
日頃考えていることや感じていることが異なる以上、当たり前ですよね。
ですから指導上、本人なりに書いたもの、すなわち叩き台となるものがまず必要となります。
どんなに稚拙で下手くそでもいい、適当なのは困るけど、一生懸命頭の中にあることをひねり出してほしい。

そういった叩き台があって初めて作文指導が成立します。
「もっと一文を短くしたほうがいい」とか「このまとめかたよりも〇〇のほうがいい」とか。
経験が足りないなら、ここで積みましょうよ。
入試直前では作文にばかり時間などかけていられません。もっと時間効率の良い設問を優先して解かせるからです。

時間がかかって面倒なこと。でも決して無駄なことではない。
きっとここでの苦労は厚みをもった教養として身につくはず。
入試のためだけでなく、社会に出たら新人研修時のレポートとかたくさん書かされますし(笑)

例年、はじめは書けなかった生徒さんたちも、ちゃんと書けるようにさせてます。一緒に頑張っていこう。

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