教室長ブログ

3/11【石神井台教室】読解力と読書の関係

先週より、新学年の授業が本格的に開始し、中3生は5教科となりました。

社会や理科に関しては、暗記要素が強くでるのですが、国語の学力はどうすれば伸びるのでしょうか。

都立入試に限って言えば、10問の漢字以外は、ほとんど読解問題となります。
そのため、物語で説明文であれ「文章に書いてある内容を正しく読み取る」力が必要になってきます。

しかし、例年この時期に読解問題を行うと、よくできる生徒さんもいれば、見当違いな解答を並べる生徒さんも見受けられます。
この違いは何だろうか??と考えてみると、「読書習慣」が1つの要因だと思います。


読解力と読書習慣には因果関係があるのか。
これに関してはある実験データがあります。

フィリピンの小学校100校を対象にランダムに抽出し、
読書マラソン(簡単に言うと毎日1時間、読書や単語ゲームを行うといったもの)をするグループと
読書マラソンをしないグループに分け、1か月間過ごして比較するといったもの。

1か月後、標準的な国語のテストを実施すると、
読書マラソンをしたグループの方が偏差値が0.13高くなったというのです。



つまり、読書と読解力は少なからず関係しているということですね。

もちろん短期的に行うだけでは、あまり成果がでないかもしれません。
けれど、「やらないよりやった方がマシ」だと思いませんか。


特に、昨今の中学校では、「朝読書」の時間がありますよね。
その時間を有効に使ってほしいと思います。



と、堅苦しいお話になってしまいましたが、
「何を読んだらいいか分からない!」というそこの君!!

石神井台教室の棚には宮澤のお薦め本が置いてあります。
個人的には読みやすくて、面白いと思う本を選んだつもりです。
もしよかったら朝読書の時間に読んでみてください。

※先日卒業した生徒さんで、本を借りっぱなしの人はいませんか?
数冊行方不明になってます。。。
心当たりのある方、読み終わったらでいいので持ってきてくださいね!!

宮澤



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