教室長ブログ
3/28【久米川教室】辛抱強さ
本日の中学3年生の授業にて、素数の見つけ方を紹介しました。
いわゆる「エラトステネスのふるい」というものです。
1から100を規則的に並べたプリントを用意します。
①1を消す。
②2を残して2の倍数を消す。
③3を残して3の倍数を消す。
④5を残して5の倍数を消す。
⑤7を残して7の倍数を消す。
という作業の末、残った数が素数だよ、と伝えました。
その上で、
「1から100までの整数のうち素数は何個あるでしょう?」
という問題です。
TOMAN久米川教室の新中学3年生は2クラス体制です。
おおよそのレベル別で分けています。
さて、上記問題の結果はどうだったかと言いますと、
応用クラスの生徒さんは5分とかからず全員正答にたどり着きました。
対して、基礎クラスの皆さんは20分かけても全員正答にたどり着かず・・・。
頭が良い・悪いという言い方が僕は好きではありません。
頭をある程度うまく使えているのか、まだまだ使えていないのか、という違いだと思っています。
応用クラスと基礎クラスの違いは、
頭を使う際の辛抱強さなのだと今回改めて感じました。
作業自体は小学生でもできるレベルです。
重要なのは、倍数を消す時の意識。
ちゃんと「3で割り切れるのか」を確かめていない生徒さんの多いこと多いこと。
3の倍数は各位の和で確かめられる旨も説明済みなので、時間はかからないはず。
でも、甘い。
途中で、気が逸れてしまうのでしょう。
割り切れるかどうかの判断が甘いと、素因数分解の精度は一向に上がりません。
さらにスピード感も大事なので、訓練が必要不可欠です。
明日は1日お休みで、月曜日には『10問1分半テスト』を行います。
配布したプリントで、お家の方にも協力を仰いで、がっつり練習してくださいね。