教室長ブログ

5/18【桃井教室】式の証明

中2数学で式の証明を学習しました。

点数を取りたいなら書き方を覚えれば済む話ですが、
この単元をそんな味気なく終わらせるのはとてももったいないと思います。

数学の多くの単元は一般的なルールがあり、そのルールに従って問題を解くものになりますが、
ルール、規則を自分で見破らないと解けない問題が応用問題(発展問題?)と呼ばれます。
自分で具体的な数値から一般的なルールを見出し、文字を使って数式で表現する。

私は数学の中で一番大切な力なのではないかと考えております。
そして式の証明という単元はその力を鍛えていくのにはもってこいの単元だと思っております。
この手の思考力が身についていくと数学の面白さに気が付いていくのではないでしょうか。
大げさかもしれませんが、新しい物事を産み出す思考力だと思います。


1,2年前、証明の書き方ばかりに注力し、学校で教えられた書き方以外のものを認められない先生が
いらっしゃいました。塾で教わった書き方はもちろん、学校で採用している副教材の解答例すら
批判し、一番ひどい例はつなぎの言葉の使い方です。「ので」を使うと「から」にしなさいと
減点されたことがあります。

その姿はさながら数学を教えるのではなく、先生に従うことを教えているようでした。
都立入試をゴールとすると、あまり書き方は重視されていない印象を持っておりますが…

指導要領的には証明の書き方の方が大切なのでしょうか?
だとしたら私はナンセンスだと思います。


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